普天満山神宮寺

NEWS

お知らせ詳細

MENU

お知らせ
2024.10.09

思い出 【神宮寺便り134号】

観音祭は、王朝時代から続く由緒ある行事です。しかし、沖縄戦で途絶えました。戦後、復活させた際、沖縄芝居好きの曾祖母は、せっかく復活させるなら、楽しくしよう!と考え、境内の福木の間に特設舞台を作り、乙姫劇団にウチナー芝居を演じてもらったそうです。焦土と化した普天間では、娯楽らしいものも乏しく、観音祭は地域の人に大変喜ばれる大事な行事だったと高齢者から聞いた事があります。祭りは楽しい物。暗い世相を明るくし、沈んだ気持ちを浮かび上がらせる素晴らしい功徳があったのではないでしょうか。

真言宗には「除暗遍明」と言う言葉があります。暗きを除き、遍く明かるくする。と言う意味です。曾祖母の思い付きと行動は正にその通りです。すごい人だったのだと感心します。疫病や天災が続き、前を向けない今だからこそ、今年の祭りは曾祖母に負けない位賑やかにしたいと思います。

そう言えば、祭りでは幼かった私もウキウキしてました。制限されていたジュースがたくさん飲めたからです(笑)

RELATED関連ページのご案内

CONTACTお問い合わせ

お電話もしくはメールフォームで
お気軽にお問い合わせください

0988923335
0988935555
メールでお問い合わせ