神宮寺便り
2024.08.01
普天間門前広場【神宮寺便り132号】
先月七月十二日、寺前の門前広場のお披露目セレモニーが開催され、運用が始まりました。休憩できるベンチや東屋だけでなく、噴水も設置されていて、暑い沖縄には良い事でしょう。これまで、建物に隠れ影が薄かった当寺ですが、大通りからもよく見え、夜間ライトアップが美しいと好評を頂いております。これも偏に篤信の参詣者のお陰様です。深謝致します。
さて、セレモニーで話題になりましたが、普天間は市内有数の歴史を持つ地域です。その中核を担うのが、当寺と普天満宮と自負しております。お寺と神社が隣同士にあり、「分かり辛い」と困惑される事も多々ありますが、古来、仏様と神様は一心同体(神仏習合)であります。その為、創建当初(西暦千四百五十九年)は、一つの宗教施設として拝まれていました。この様な場所は県内に八ヵ所ありましたが、今では普天間と波の上(那覇)の二ヵ所を残すのみとなっています。今後、山田真山翁の工房を再生した施設や松並木の復元と再開発事業が続きます。こちらも楽しみです。今年のじんぐうじまつり
では、この広場を活用し、出店や
舞台発表を計画しています。
ぜひ、そちらもお楽しみくださいませ。