庭のトカゲ【神宮寺便り123号】
去った10月1日(日)厳修の「じんぐうじまつり」及び「観音祭」に、参拝・来場頂きました皆様、誠にありがとうございます。
今年から、出店や舞台出演を再開し、往年の形に戻すことが出来て、一安心しております。まだまだ、コロナ前の賑わいには程遠い状況でしたので、ここからまた多くの人にお寺や仏教の素晴らしさ・楽しさを伝えられるお祭りにしていきたいと思います。どうぞ、これからも「じんぐうじまつり」及び「観音祭」を宜しくお願い致します。
庭のトカゲ
沖縄も段々と気温が下がり、やっと過ごしやすい季節になってきました。皆様はどのようにお過ごしでしょうか。
最近寺の庭の掃除をしていると、草むらからザワザワッと気配が、何だろうと覗いてみました。最初は草むらに同化していて気が付かなかったのですが、よく目を凝らして見ると、緑色のトカゲが、私は昆虫類や爬虫類が苦手で、もちろんトカゲも苦手だったので、見つけたときは、とてもびっくりしました。しかもそのトカゲが私の方に四足歩行で向かってきたので、私は怖くて逃げました。そしてその日から掃除するたびに毎回そのトカゲをよく見るようになりました。初めは怖かったのですが、毎回見てると、段々慣れてきて、私自身そのトカゲに興味が湧いてきました。そこでそのトカゲについて調べてみると、このトカゲ、「オキナワキノボリトカゲ」という種類で、沖縄県と奄美大島のみに生息する日本の固有種で、絶滅危惧Ⅱ類に指定されているそうです。貴重な生物だと知り私は驚きました。皆様、お寺にお参りに来た際には、このオキナワキノボリトカゲを是非お探ししてみてください。
また、このトカゲは寒さに弱く、冬眠をして越冬するらしいです。
なので、寒くになる前にお参りに来ることをお勧めします。
寺務員 宮城