神宮寺便り
2024.05.29
能登半島へ【神宮寺便り130号】
先日、本山から派遣要請があり、元旦に震度7の地震が発生した石川県能登半島へ災害ボランティアとして参加してきました。
既に4カ月経過しているにも関わらず、倒壊した建物や陥没した道路がそのまま残っていて、復興に向けた片付けに手間取っていると強く感じました。その中で、朝市で有名な輪島市に行った時の事です。朝市は地震後の大規模火災で全焼したのですが、そのすぐ隣でとても大きな鯉のぼりが大空に悠々と泳いでいたのです!
焼け野原と鯉のぼり 🎏
あまりにも不釣り合いな情景でしたが、
災害に負けず、復興するんだ!
と言う地元の方の強い意思を感じました。
また、各地の避難所を回った際、
能登の人が我々沖縄人に似ている事に気が付きました。無理な主張をせず、周りを気遣い、マイペースな人柄。半島と島国という隔離された地理が似ているからでしょうか。知らない人と思えなくて、余計に活動に力が入りました。
復興は、長い年月が必要になると思います。風化させず、継続的な支援活動をしていこうと思います。手始めに、食べる支援として、能登のお米や特産品を購入しようと思います。そう言った事も復興の助けになります。出来る事から始めてみませんか?